browser icon
You are using an insecure version of your web browser. Please update your browser!
Using an outdated browser makes your computer unsafe. For a safer, faster, more enjoyable user experience, please update your browser today or try a newer browser.

賀茂季鷹の歌碑 除幕

Posted by on 2006年9月28日

上賀茂 社家で江戸後期に歌人として活躍した賀茂季鷹(すえたか)の歌碑が
この度完成しまして、28日に除幕式が行われました。
碑のあるお宅は季鷹の旧宅にあたり、今もその子孫の方が住まわれています。
季鷹は、有栖川宮職仁親王に手ほどきを受けた後、
江戸にて文人墨客と交わり、京に帰った後は
上賀茂神社で神職となり、「雲錦亭」と名付けた
文化サロンを主宰したそうです

歌碑にはこのお宅に伝わる掛け軸にある、
春の吉野山を詠んだ歌が記され、
下には紅葉の歌も記されています。

 

sakurai-09-28.jpg

 

(以下説明版から)
三芳野のよしや雲にはまがふ共
雪とな散りそ山さくら花

薄く濃き木々の紅葉はさだめなき
しぐれの雨や そめ渡しけむ 季鷹

碑に記された歌は、文政6年(1832)作者70歳の春に
吉野山で詠まれた一首。右に掲げた「薄く濃き」の歌と共に、
松村月渓門の山脇東暉が描く季鷹肖像画(掛物)の本紙上部
の色替色紙形に季鷹が自ら選んで揮毫した。
 「山さくら花」歌は白地に金砂子の霞と金泥の紅華が描かれた
色紙形に記される。桜と紅葉は季鷹の号「雲錦」に因む
    平成18年9月
  賀茂季鷹歌碑建立委員会
    上賀茂自治連合会
  上賀茂社会福祉協議会
  上賀茂町並み保存会
  上賀茂美化保存会
  賀茂文化研究会

 場所は、「さくらい」より東に行くと大田神社の交差点があり、
これを南に、一筋目の道を西に入った北側のお宅
(上賀茂竹ヶ鼻町)にあります               

また文化庁の関西元気文化圏参加事業として、
10月7日には北大路駅南にある大谷大学で
「賀茂季鷹とその時代」と題した講演が行われます。
皆様、足をお運びください。

Comments are closed.