不規則で申し訳ございません
さて漢字で書くと幸在祭・あるいは山野礼祭などとかく、
「さんやれ祭」について下に書かせて頂きます
「おんめでとうござる どっこい!」
こんなユーモラスなかけ声に、少年達の太鼓とかね おとなの笛が
町内を巡ります
数えで15才の男子の成人を祝うお祭で
毎年2月24日に行われます
その主人公は、「あがり」とよばれ
ピカピカの大島紬にそでを通し下駄を履き、正装で太鼓をならします
それに続く子供達は鉦を鳴らし、
青木の幣をもつ幼児達が行列をなします
町内の神様、カキツバタで名高い太田神社とそのまえにある福徳社さん、
そして上賀茂神社に、成人の奉告のため練り歩きます。
この組織というか「さんやれの会」は、
町内ごとあるのですが、少子高齢化の影響で
どんどん子供の手が足りずに今では、
隣近所の町内と合同で練ります
上賀茂で古くから住んでいた農家の
男系の男子のみが、参加できるという厳しい掟が、
人数をさらに少なくしているような気もするのですが、
着物のことや、子供の饗応など出費がかさむので、
最近では新規加入の話も聞いたことがありません
私ども櫻井も
このさんやれの家でして、代々子供が参加させもらっております
主人や私が子供の頃は、
子供の人数が多くて「かね」の役がまわってこないほどでした
でも今では、小学校一年生から加わるそうです。
5才の長男と1才の次男がいるのですが、
この子達も行列に加わらせてもらっております
写真 山中茂氏
お読みいただきありがとうございました。