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毎年雪が降ったり、雨に打たれたりと、
あまり天気に恵まれたことのない、この「さんやれ祭」
今年はサクラが今にも咲きそうないいお天気に恵まれました
さんやれ祭りとは、古くから上賀茂にすんでいた
農家の男子のみが参加できる行事で
「あがり」とよばれる数えで15歳の、元服をいわう歴史ある祭りです
鉦と太鼓をもった少年たちが、大田神社と上賀茂神社の間をねりあるき
「おんめでとうござ~る」と声を発して行列します
いまから20年ほど前になりますが、私もこの「あがり」でして
スゴク寒かったのを覚えています。
このあがりの男の子は、大島紬の羽織に、白いショールを首に巻き
下駄姿の出で立ちで、何とも薄着なので、寒いとこたえます
少子高齢化のこのご時世、男子しか参加できないため、
必然的に参加資格のある子供は減ってきます、ですが私どもの
二人の幼児も元気に参加してきました。
でも、花より団子で・・・祭りの終わった後の、
ごちそうと、お土産にもらえるたくさんのお菓子が目当てなのですが・・・
そしてこのごちそうを盛っていただくお膳と漆器は自前の物を
あらかじめ「あがり」の家に持って行き銘銘にお出しいただきます
ごちそうの数は多すぎてこの漆器には収まりきりません。
左から赤飯の入る飯椀、膾のはいるお椀と汁椀からなります
それぞれ名前が入っていますので、間違えることはありません
なかなかこういう風習の残っているところはないでしょうね~
お読みいただきありがとうございました