今日2月3日は節分です。節分とは「季節を分ける」という意味で、今では立春の前日だけを意味する言葉となっておりますが、本来は季節のはじめを意味する立春・立夏・立秋・立冬の前日が節分に当たります。 また現在のお正月のお節料理も、一年を四つに分けた節目に食べたからお節料理なんですね。
節分には豆まきをしますが、これは追難(ついな)に始まるとか。平安時代に宮廷で「鬼門」封じのために悪霊を追い払う行事が起源です。
近くでは深泥池の豆塚の昔話があります。むかしむかし洛北貴船に鬼たちが住んでいたのですが、毎夜のごとく都に悪さをして人々を困らせていたそうです。この鬼たちは貴船と深泥池の間に地下道を掘って通っていました。そこで人々はこの穴に鬼のいやがる豆を放り込んだところ、鬼は出てこなくなったそうです。
この鬼たちは奈良の吉野山に退散し、悪行を改心したそうです。現在でも吉野山では「鬼も内・福も内」と言われているそうです