水仙(スイセン)の立ち姿はきりりと端正で、寒い中に咲くその姿には心洗われるように思います。座敷にあまり香りのする花は本来生けないのですが、水仙だけは控えめで清かな香りがし心和むと思います。
お正月から春先までよく使うのですが、出始めの頃花は控えめに低くし花はつぼみを多くします。暖かくなるにつれ花は上に伸びるようにします。
この水仙、原種はギリシャ神話に出てくる程古く、シルクロード・中国を経て室町時代に日本に伝わってきた物と言われております。
一度、越前海岸や淡路島に自生している姿を見てみたいと思います。