あいにくの曇り空の七夕ですが、和花の世界の出合いをご紹介します
まずは桔梗 万葉集・山上憶良が詠んだ秋草の歌に出てくる最後、
朝貌(アサガオ)の花と詠まれているのが今のキキョウです。
当時は朝に咲く花をアサガオと呼んでいたそうですが、
現代のアサガオは漢方薬で別名 牽牛子(ケンゴシ)と呼ばれ下剤の効果があるとか。
全く関連がないわけではないのですが、桔梗はなぜか七夕の牽牛に見立てられます。
次に唐糸草 ピンクのうぶ毛のような繊細な糸を広がらせるカライトソウは
その名に付く糸から織女に見立てられます
昔の風流人は、いとも典雅な結びつきを季節事に考えられたものだと・・
ちなみに何故アサガオが牽牛子と呼ばれたかは、
昔々、具合の悪い王様にある少年がアサガオの種を薬として献上したとか。
この種を服した王様は回復し、褒美に牛を一頭与えられ牽いて帰ったそうです・・中国の言い伝えより
足下には半夏生(ハンゲショウ) を