9月も半ばを迎えますと露地物のイチジクが食べ頃を迎えます
漢字では花のない果実・「無花果」と書くように、
花が咲く前に実がなるように見えるのですが、
本当は実の中にあります。
また唐の時代の中国から伝播したため
「唐柿」とかいてイチジクとも読みます
なぜイチジクと呼ぶかは二説あって
果実が一ヶ月で熟すから、
あるいは、一日一つの実が熟すから
「一熟」(イチジュク)が転じて
イチジクになったそうです。
食物繊維のペクチンを多量に含んでいて、
胃腸の働きを良くし、血中コレステロールを下げます。
またイチジクからでる白い液は、タンパク質を分解する消化酵素で
胃の働きを助けます。
そのまま食べてもおいしいのですが
皮をむいて黒砂糖で焚いて、無花果煮として使うことが多いです。