京都ではコッペ蟹、
北陸では香箱蟹と呼ばれている、
松葉蟹よりずいぶんと小さいこの蟹ですが、
実は松葉蟹つまりズワイガニのメスなんです。
だから親蟹とも呼ばれています。
オスとメスでこれだけ大きさに違いがあるのは、
メスは産卵すると脱皮をやめ成長を止めてしまうからだそうです。
特筆すべきはこのコッペガニ、子を二つたくわえているんです。
一つは未成熟の卵巣で、とろとろでまったりした内子があります
そしてもう一つは腹にだいている卵・外子とよんでいるところですが、
こちらはプチプチ・シャキシャキと食感を楽しめます。
身の部分は自然の甘みたっぷりの繊細な味がします。
足から身を出すのは出すのはひと手間ですが、身はよく詰まり
一杯の蟹から、甲羅をあふれんばかりの身が出てきます。
こちらに柑橘を搾った土佐酢をかけお召し上がり頂きます。
身と内子&外子、この三つのハーモニーをお楽しみください。