カキツバタのところでも書きましたが、
平安時代の人々は、桜の花が散ることに不吉を感じたそうです。
ちょうどその季節に疫病がはやったからでしょうか、花の精霊を鎮めるために
「鎮花祭」を行ったのが、やすらい祭の始まりとされています。
北区4ヶ所に伝わるやすらい祭、上賀茂だけは葵祭とおなじ、
5月15日に行われます(他の玄武神社・今宮神社などは4月第二日曜)
無病息災を願い、鬼が太鼓やかねをならし、長い髪を振り乱しておどります。
「いんやすらいや花や今年の花はよう咲いた花や」とのかけ声にあわせ、
岡本町・梅ヶ辻町から大田神社、上賀茂神社へとすすみ、社家町へも
厄払いにやってきてくれます
小店でお昼をお召し上がりのお客様も、出てこられました。
思いがけずめずらしいお祭りを見ていただき、お喜びいただきました
二人のお稚児さんが鬼の太鼓や鐘に合わせて
門祓いをしてくれます
長い行程をお疲れさまです!
藤や菖蒲などで飾った花傘にはいると厄祓いになると信じられております
重要無形民俗文化財 やすらい祭のご紹介でした