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今月15日に行われる葵祭のヒロイン
斎王代の禊ぎが、今年は上賀茂神社で行われました
隔年で行われるため、
上賀茂神社では一昨年以来となります
(昨日は行けませんでしたので、一昨年の写真です)
またただ今、
一の鳥居をくぐった、芝生の上に
巨大な「源氏物語車争図屏風」が展示されています
長さ17メートルにも及ぶ
大きなパネルには斎院御禊の際の
車争いが描かれています
離れて見ると・・
大きさに驚きます!!
さてこの禊ぎです が平安時代には
鴨川で行われていたようで
源氏物語「葵の巻」には
御所から鴨川堤まで道中の
光源氏を一目見ようと
牛車の列や人だかりが出来たと
下のように記されています
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(現代語訳)
光源氏が22歳の時、
葵祭の前儀として知られる御禊(ぎょけい)に
参議として行列に加わりました。
時をきらめく絶世の美男子・源氏を一目見ようと、
都の人たちは身分の上下を問わずたいそうな騒ぎで
すこしでも良い場所で見物しようと早朝から
きれいに装った牛車がびっしり連なったそうです
その車の一つに源氏の愛人、
六条御息所が乗っていたのですが
ちょうどその場所に、正室である葵の上が
タイミング悪く遅れてやってきます。
そして六条御息所のいた場所は、
葵の上に横取りされてしまい、
なんと車も壊されてしまったとあります。
そこへ儀式の装束に身を包み、
いつもに増してきらびやかに
馬の上にいる源氏が通りかかるのですが
六条御息所は間近で見ることかなわず、
大変悲しみ、くやしく思ったその思いが
葵の上に取り憑き、悲劇が起こります。
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上賀茂神社と源氏物語千年紀について詳しくは
http://www.sakurai-jp.com/blog/2008/01/post_221.html
http://www.sakurai-jp.com/blog/2008/01/post_225.html
をご覧いただければと思います
ありがとうございました