いま話題になっている相国寺承天閣美術館に今日参りました
ネットで検索するととりあえずスゴイ混雑ぶりとのことで、心して・・・
こんなに並んだのは、もう何年前でしょうか、
開園間際の東京ディズニーシー以来です
比較が稚拙で申し訳ございません
どれだけ混んでいたか実況すると・・・・
入場規制のため
まず美術館の建物に入るのに1時間
最初の「伊藤若冲像」にたどり着くまで15分、
そして今回の目玉である「動植綵絵」(どうしょくさいえ)のある
メイン会場までも30分ほどでしたでしょうか。
水分補給にご留意くださいませ
流れに沿って最前列で拝見すると半日がかりだと思いますが、
少し遠目で我慢してそれでも3時間ほどかかりました
これでもすいている方だとか・・・
土日はチケット売り場にも列ができて、それはもう大変そうです
さて本展の副題は
「釈迦三尊像と動植綵絵 120年ぶりの再会」 となっています
もともとは相国寺さんに沖若さんが寄贈され同寺所蔵のものだったのが、
明治の「廃仏毀釈」によって寺の存続が難しくなったため、
皇室にこの寺宝を献納し1万8千坪の敷地を維持したたと案内されていました。
でもそのおかげで散逸が防げセットで現存していんですね~
動植綵絵が一同に展示されるのも初めてで、
宮内庁への里帰り交渉には実に25年を要したとか。
そしてこの美術館自体も設計プランの段階から
正面の釈迦三尊像の3幅の両サイドに15幅を並べるという前提だったそうで
管長さんの強い思い入れが伺えます
うろこの一枚一枚まで精密に描いた鯛や、吸盤が指に引っ付きそうな生々しい蛸、
数限りない巻貝や二枚貝が生命力ゆたかに描写されています
この傑作を表現することは、たしなみのない私にはできません。
お恥ずかしい話ですが「若冲」をJakuchuと読めなかったくらいですから・・
本展は6月3日までです
お急ぎくださいませ
ありがとうございました