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さて・・・季節外れの題名となっていますが、
初夏に凛とした白い花を咲かせるヤマシャクヤクですが、
じつは今頃に実をつけます。
中央右よりの赤が目立つのがその種です。
薄や女郎花、藤袴や桔梗など、
奈良時代の歌人山上憶良が詠んだ秋草の取り合わせに、
赤が鮮烈な山芍薬の実を中心にすえました。
赤が目立つこの実ですが、これを植えても芽は出てきません。
これはカムフラージュで、この赤い実を食べて!と、
鳥にアピールするためです。
そして鳥もまたぐ(笑)黒い実が種となります。
これを植えると翌春には芽が出てということになるのですが、
もう一つこの植物には智恵があって、・・・
すべての種は、明くる年には発芽しないそうです。
日照りや干ばつで、種を結ぶまでに枯れてしまう可能性を考えて、
翌々年に発芽する種を用意しているのだそうです。
この実、山野草を置いてられるお花屋さんで偶然見つけたのですが、
来年に向けて、この黒い種植えてみたいと思います。
もし発芽したらまた報告しますね!
お読みいただきありがとうございました。