11日に北区紫明小学校に行ってきました
その内容・これも私が記したのですがトラックバックします
引用で申しわけございません
小学児童調理実習「出前板さん教室」のご紹介
秋海棠(シュウカイドウ)
本館和室の小さな庭に、紅白の秋海棠が茂るほど広がっているのですが、
先日からの雨で終わりを迎えようとします。
あまり日の当たらない場所なのですが、
日陰を好むせいか放っておいても丈夫なものです。
湿地に適すそうですが、近くにつくばいがあるのも幸いしたのでしょう。

水揚げがわるくて葉が弱いため、
お花屋さんにはなかなか出回らない花です。
毎年終わりを迎るころに、
咲き始めにどなたかに頂いてもらえば良かったなと思うのですが、
最後は刈り取られてしまいます。
来年も綺麗な花を咲かせて欲しいですね。
中秋の名月は・・・
月をめで いにしえの風雅を楽しむ中秋の名月ですが、
今年の中秋は10月6日
でも実際の十五夜 つまり満月は10月7日でした。
つまり中秋は必ず 満月とは限らないんですね。
中秋とは旧暦の8月15日で、
月の満ち欠けを基準に太陰暦で決まったことですので満月になりそうですが、
微妙に1日・2日ずれてきます。
これは新月の基準や、満月になるまでの周期がきっちり割り切れる
数字じゃないからだそうです。
太陽暦の閏と同じように考えていただければわかりやすいかもしれません
上賀茂神社では、観月祭やコンサートなどが開かれていたのですが、
離れることはできず、別館 庭からの満月です。

時折 しぐれるあいにくのお天気でしたが、
濡れた石塔を、満月が雲の間からのぞき 照らしていました。
写真は白く煌々として、
落ち着いた黄色みを帯びた月の様子を写せなくて残念です。
またチャレンジしたいと思います。
結婚式風景の撮影をしました!

姉妹サイト「京都みやびな結婚式」では先日撮影を行いました
下のトラックバックをご参照ください。
本ブログ「さくらい徒然」は10月末で1年を迎え、
エントリーも150を数えます。
どうぞ、京料理のさくらいホームページ、ごひいきのほどお願いいたします
おいしい京料理ドットコム

当ブログ6月21日の小学校料理教室の記事で
紹介しました「おいしい京料理ドットコム」が完成いたしまして本日披露となりました
お店の紹介だけでなく、京野菜のことから、レシピ、そして歳時記まで盛りだくさんです
京都のいろいろを綴る四方山話のブログもオープンいたしました。
お時間ございますときに、是非ご覧ください。
秋の七草
万葉集にある山上憶良の詠んだ
「萩の花 尾花葛葉花 撫子が花 女郎花 また藤袴 朝顔が花」
つまり ハギ・ススキ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ
が秋の七草です。
諸説あるのですが当時の朝顔は、今のキキョウにあたります。
朝に咲く花は朝顔と呼ばれていたそうです。
萩

上賀茂神社の萩はすっかり散っておりますが、御所東の梨木神社や出町柳の常林寺はまだ残っているようです。
尾花

キツネの尾に似ているから尾花と聞いたことがありますが、ススキです。
社家の土塀と共に。

上賀茂神社にもならの小川畔、奈良鳥居の元に少しだけススキがあります。

あとは生け花で申し訳ないのですが、葛花以外は上で揃います
籠は今年、秋草の取り合わせをするために作っていただいた光琳籠です
拡大すると

水引と秋海堂と吾亦紅は秋草によく合わせられる花ですね
秋の七草のご紹介でした。ほんとは六種類ですいません。
賀茂季鷹の歌碑 除幕
上賀茂 社家で江戸後期に歌人として活躍した賀茂季鷹(すえたか)の歌碑が
この度完成しまして、28日に除幕式が行われました。
碑のあるお宅は季鷹の旧宅にあたり、今もその子孫の方が住まわれています。
季鷹は、有栖川宮職仁親王に手ほどきを受けた後、
江戸にて文人墨客と交わり、京に帰った後は
上賀茂神社で神職となり、「雲錦亭」と名付けた
文化サロンを主宰したそうです
歌碑にはこのお宅に伝わる掛け軸にある、
春の吉野山を詠んだ歌が記され、
下には紅葉の歌も記されています。

(以下説明版から)
三芳野のよしや雲にはまがふ共
雪とな散りそ山さくら花
薄く濃き木々の紅葉はさだめなき
しぐれの雨や そめ渡しけむ 季鷹
碑に記された歌は、文政6年(1832)作者70歳の春に
吉野山で詠まれた一首。右に掲げた「薄く濃き」の歌と共に、
松村月渓門の山脇東暉が描く季鷹肖像画(掛物)の本紙上部
の色替色紙形に季鷹が自ら選んで揮毫した。
「山さくら花」歌は白地に金砂子の霞と金泥の紅華が描かれた
色紙形に記される。桜と紅葉は季鷹の号「雲錦」に因む
平成18年9月
賀茂季鷹歌碑建立委員会
上賀茂自治連合会
上賀茂社会福祉協議会
上賀茂町並み保存会
上賀茂美化保存会
賀茂文化研究会
場所は、「さくらい」より東に行くと大田神社の交差点があり、
これを南に、一筋目の道を西に入った北側のお宅
(上賀茂竹ヶ鼻町)にあります
また文化庁の関西元気文化圏参加事業として、
10月7日には北大路駅南にある大谷大学で
「賀茂季鷹とその時代」と題した講演が行われます。
皆様、足をお運びください。
暑さ寒さも彼岸まで・・
彼岸もあけようとしておりますが、
上賀茂神社の白壁に、彼岸花が咲いています。

赤と白の対比が鮮やかですね。
ヒガンバナは種で増えることができないとありますので、
どなたかが球根を植えられたのでしょうか?
ぽつんと咲いています。
すぐき間引き菜
農家の方が野菜を配達してくださるトラックの中に、
かごに山積みにされた間引き菜を見つけて、
もうこんな頃なんだなと・・・

夏の終わりに種まきがすみ、秋の冷涼な気候のもと発芽したすぐきは
はや1回目の間引きを迎えました。
まだ蕪の部分が耳かきの先くらいのかわいさです。
料理に使うのは、煮物椀のあしらいが定番ですが
炒め物や和え物、お鍋の青みにも使えそうですね。
すごく若いので瞬間火を通すだけですぐにやわらかくなり
新芽の清々しい香りも楽しめます。
一時 映画の影響でクレソンと鴨の鍋が流行したことがありますが
独特の香りを持つすぐき菜ですのでこれにも負けないと思います
市場に出回らない、かわいい野菜です。
無花果(イチジク)
9月も半ばを迎えますと露地物のイチジクが食べ頃を迎えます
漢字では花のない果実・「無花果」と書くように、
花が咲く前に実がなるように見えるのですが、
本当は実の中にあります。

また唐の時代の中国から伝播したため
「唐柿」とかいてイチジクとも読みます
なぜイチジクと呼ぶかは二説あって
果実が一ヶ月で熟すから、
あるいは、一日一つの実が熟すから
「一熟」(イチジュク)が転じて
イチジクになったそうです。
食物繊維のペクチンを多量に含んでいて、
胃腸の働きを良くし、血中コレステロールを下げます。
またイチジクからでる白い液は、タンパク質を分解する消化酵素で
胃の働きを助けます。
そのまま食べてもおいしいのですが
皮をむいて黒砂糖で焚いて、無花果煮として使うことが多いです。