夏越大祓(なごしのおおはらえ)

毎年6月30日と12月31日に、氏子・崇敬者が半年間の間に知らず知らずのうちに
ためた罪や穢れを、祓い清める神事です。
 
茅の輪くぐり

 

sakurai-07-01.jpg

 

 まずは午前10時に宮司さん以下神職の方々が立て砂前の茅の輪をくぐり初めします。
そして賀茂祭の前の禊(みそぎ)と同じように橋殿の上で人形(ひとがた)を流す

 

sakurai-07-01 (1).jpg

 

夜の人形(ひとがた)流し

 大変蒸し暑く夕立の心配がされる中、、雅楽が格調高く囃され、お昼と同じように茅の輪をくぐってから橋殿に参進されます。
 おはらいののち、宮司様が中臣大祓(なかとみのおおはらえ)という祝詞(のりと)を奏上し、篝火が照らす「ならの小川」に人形をさらさらと流されます。その数2万枚だそうです

sakurai-07-01(4).jpg

 

ならの小川の篝火
sakurai-07-01 (2).jpg

 

茅の輪くぐり

sakurai-07-01 (3).jpg

 

茅の輪をくぐるときの習わしは、
「水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命のぶといふなり」と暗唱し
左・右・左とくぐります。
一連の儀式が終わるやいなや、大粒の雨が落ちてきた本年6月の禊でした

Categories: 先代のさくらい徒然記 | 夏越大祓(なごしのおおはらえ) はコメントを受け付けていません

アクセスとすぐきのお話

当ホームページはあるレンタルルサーバーに置いてあるのですが
これをアクセス解析をすることができます。
一日何人お見えになったとか、何を参照にこられたか・・とか
ところが6月の中旬くらいからでしょうか、なぜか「すぐき」での検索が増えているのです

理由は・・・
ご存じのようにすぐきは乳酸発酵させた漬け物です
この乳酸菌が生きて腸に届き、腸の働きを悪くする悪玉菌を退治するということを
テレビ情報番組で報じていたようです

ですがすぐきは年末に出回るおつけものです

ですが、今このように報じられ、品薄状態が続いているそうです
或いは買えても、個数制限とか。

冬のすぐきは練炭などで暖められた「室」(むろ)で乳酸発酵されます
ですがオリジナルのすぐきは夏の暑さで自然発酵させて、今頃食べられていたそうです
これを「時候なれ」のすぐきと呼んでいるのですが、
冬のものとは異なる奥深い味と香りを持っております。

原料のすぐきのカブは年に一回しか穫れませんし、
またすぐにできる漬物でもないです。
テレビの力はすごくて、全国から引き合いが来るそうですが
今は夏、タイミングが難しいですね

Categories: 先代のさくらい徒然記 | アクセスとすぐきのお話 はコメントを受け付けていません

讃岐うどん教室

先日小学校料理教室を行った魚菜組合青年会は香川県で讃岐うどん講習を受けました
小麦粉に塩水をいれよく混ぜ足で踏んで本場の作り方を現地で勉強した様子です

 

sakurai-06-28.jpg

 

生地をこねたあとは、まんべんなく麺棒で広げます

 

sakurai-06-28 (1).jpg

 

広げたあとは重ね切っていきます 均一な幅に切らないと湯の通り具合も異なりますし食感も悪くなるようです

 

sakurai-06-28(2).jpg

 

打てたうどんは、すだれのようにひろげ一本ずつさばきておきます

講習終了後場所を移し、みんなでコシのあるうどんを楽しみました。

なかなかできない本格的な経験でした

ご紹介まで

Categories: 先代のさくらい徒然記 | 讃岐うどん教室 はコメントを受け付けていません

禊ぎの人形(ひとがた)

6月30日の夏越しの大祓を前に氏子崇敬者にはひとがたが配られます。
ご神紋の双葉葵が中央に朱で記され、その下に各自の性別・氏名・年齢を記入し
息を吹き込みまた疾患のある部位を撫で、一晩枕の下に敷いて休みます
この人形は、この半年に知らず知らずのうちに犯した災いを
賀茂の大神様の御神威によりお祓いし
心身共に清浄に過ごせるように願います

夏越の大祓いは6月30日午後八時より
夕闇に篝火(かがりび)映ゆる中、厳粛にお祓いされます。

sakurai-06-27.jpg

 

Categories: 先代のさくらい徒然記 | 禊ぎの人形(ひとがた) はコメントを受け付けていません

上賀茂神社のホタル②

一昨日に息子を連れて行ったときは、溢れんばかりにホタルがいたのですが、
その後の大雨のせいでしょうか、ホタルが少なくなっております

2006-06-23 fireflyのコピー.jpg

先日の写真は「ならの小川」ですが
こちらは一の鳥居内「御手洗川」から5月4日に斎王代が禊ぎをされた土舎方向に撮りました。
暗いとはいえ境内には行灯の光があちこちにあってけっこう光ってしまいます

境内は荘厳な闇に包まれておりますが、蛍目当てにおそくまでたくさんの人々で静かな賑わいを見せております。

談)
自然を相手に、写真を撮る難しさを改めて感じました。
蛍の動きは不規則ですしなかなかアングルの中に入ってくれません
レンズの前を横切ったときなど、心臓が高鳴ります。

ホタル祭から2週間、蛍たち!もう少し頑張って欲しいと思います

Categories: 先代のさくらい徒然記 | 上賀茂神社のホタル② はコメントを受け付けていません

小学校料理教室「出前板さん」

弊店の所属団体に京都魚菜鮓商協同組合(ぎょさいすししょうきょうどうくみあい)という組織がございまして、その青年会が東山区の一橋小学校で料理教室を中央市場と共催で行いました。
子供たちの魚離れをくい止め,魚食普及を図るため、家庭でも作れる簡単なアジを使った料理を作っていきます。

まずはアジを水あらいしたのち三枚におろし、パン粉焼と生姜煮ように下処理します

 

sakurai-06-21.jpg

 

当青年会井上会長が模範指導をし、それを児童たちは熱心に見てました。

 

sakurai-06-21 (1).jpg

 

普段は料理をしない子供たちでしょうが、包丁片手に奮闘です
アジの骨を抜くのが手間取ってようです

 

sakurai-06-21 (2).jpg

 

自分たちの作った料理を、お昼に食べた感想はどうでしたか?
おうちの方にも頼んで、今日覚えたアジの料理作ってくださいね。

この青年会のポータルサイト「おいしい京料理ドットコム」を現在作成中です。
ご披露できる時をたのしみにしております。

Categories: 先代のさくらい徒然記 | 小学校料理教室「出前板さん」 はコメントを受け付けていません

青梅煮

青梅

 

城陽市・青谷の梅が今たくさん出回っております。
梅酒にするのも風味を楽しめますが
ふっくら焚くのもまた違った楽しみ方です。
アルコールフリーですので、子供さんでも食べられますよ。
手間はかかりますが、できたときは満足感を味わえます)

 

sakurai-06-20.jpg

 

まずおおぶりで皮肌のきれいな梅を選び
水洗いした後、竹串でまんべんなく全体をつき
一晩、水に浸漬させます

翌日 赤銅またはホーローの鍋にごく弱火でかけて、徐々に酸を抜いてきます
このとき注意することは急激な温度上昇は、皮を破ってしまいます
また沸騰させて完全に果肉に火を通してしまうと後々扱いづらくなってしまいますので
ご注意ください
約80度を目安に加熱しその湯が酸っぱくなれば
火から下ろして水にさらします。
このときも水が梅に当たらないように
ご注意ください

 

sakurai-06-20 (1).jpg

 

この作業を繰り替えすこと2、3回
梅を味見をして少し酸っぱいと思うくらいで
加熱をやめさらして竹ざるにあげます

あらかじめ氷砂糖と水でシロップを作って
さましておきます 量は梅が浸るくらい必要ですので
少し多めに作っておいてください。

このシロップに竹ざるにあげた梅をやさしく入れ落としぶたをして
沸騰寸前で火を止めます。

冷めたら完成です

 

sakurai-06-20 (2).jpg

 

甘さや酸っぱさは、お好きなように調節できます
一度おためし下さい

Categories: 先代のさくらい徒然記 | 青梅煮 はコメントを受け付けていません

ジューンブライド

ジューンブライド、6月の花嫁は幸福になるという西欧の言い伝えですが、
上賀茂神社でもたくさんの挙式が行われております。

 

sakurai-06-19.jpg

 

言い伝えが西欧のものだからというわけでもないのですが、
本格的にテーブル椅子席でお楽しみいただくこともできます

秋のご婚礼もご予約順調に頂戴いたしております
ご紹介まで
(テーブル椅子席の場合、お席代は別途いただきます)

Categories: 先代のさくらい徒然記 | ジューンブライド はコメントを受け付けていません

ヤマシャクヤク

 

sakurai-06-16.jpg

 

桜の咲く頃に、お花屋さんの店先に並ぶシャクヤクですが、地の山芍薬は梅雨のころ咲きます。
北山の氷室で作ってられるものをお客様より頂戴いたしました。
園芸種とは違った、とても清楚な一重の花です。
咲くと二・三日で散ってしまうので、一瞬の花です。

Categories: 先代のさくらい徒然記 | ヤマシャクヤク はコメントを受け付けていません

ホタル 6月15日

hotaru06-15のコピー.jpg

上賀茂神社境内ならの小川でホタルが優美に飛んでおります。
無数の・・とまではいきませんが、けっこうな数の蛍がせせらぎだけ聞こえる闇をただよっております。

Categories: 先代のさくらい徒然記 | ホタル 6月15日 はコメントを受け付けていません