春秋には観光客のみなさんの行列がたえない社家町ですが
室町時代から上賀茂神社の神官の屋敷町として
町並みが形成されてきたところです
明神川沿いには、清流に架かる石橋、
川沿いの土塀と瓦葺きの門、
清楚な妻飾りを持った社家主屋、
土塀越しの庭の緑により構成される社家と
本二階建て町屋などが連なり、
全国的に貴重な町並みを伝えています。
妻飾りとは、妻=端であって、
家屋の側面に構造材をうまく処理して建物を飾るものです。
写真の妻飾りのある家は社家という印になっています
京都市は昭和63年4月この社家の町並みを保存するために
「上賀茂伝統的建造物群保存地区」に指定しました。
さらに同年12月には、文部大臣から全国で27番目の
「重要伝統的建造物群保存地区」の選定を受けました。
このような京都散策のお供になるようなミニ知識も紹介できればいいなと思っております。