お正月飾り

いつもご覧頂きありがとうございます

1月も15日を迎え、お正月飾りを外す日がやってきました

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わらの香り清々しいしめ縄に
代々家業が続きますようにとの橙
また家業継承が成就するようにとのユズリハ
そして裏心無きことを示すシダの裏白
五穀豊穣を祈る稲穂をかざり
元旦の歳神様をお迎えしました

そしてその脇には
根引きの松を対にすえるのが京都では一般的です

はずす頃には寒雀が稲穂をついばみ
裏白も乾いて、少々くたびれた感があります

どんど焼きと申しまして
このしめ縄の藁を燃やし、玄関に盛られるところもあるとか・・

でもこの藁、まだ青々としておりましてなかなか燃えないんです(笑)
はずしてからもう少し干して、燃やしたいと思います

寒い日が続きますがどうぞご自愛下さいませ

 

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新年竟宴祭(きょうえんさい)

いつもご覧頂きありがとうございます

元旦から続くお正月の神事のしめくくり告げる
新年竟宴祭とそれに続く舞楽奉納にお招き頂き
上賀茂神社に参拝してきました

薄曇りで時折しぐれる寒い夕方でしたが、
ならの小川に篝火が照らすなか
平安雅楽会さんの舞楽「還城楽」(げんじょうらく)が
橋殿にて奉納されました。

説明によりますと・・・
この舞楽は別名を「見蛇楽(けんじゃがく)」とよばれ
蛇を好んで食べる唐代西域の民族が、
これを見つけ捕らえる一連の様子を表し
舞楽の中では最も写実的な場面があるのが特徴だそうです。

 

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写真は参列者一同が座る土舎(つちのや)から
橋殿方向を撮ったショットです
ケータイ写真はこれが限界でして申し訳ありません

この土舎の東側は開放されていますので
ここから望むと篝火もはいって
ベストショットかも分かりません・・

ご覧頂きありがとうございました

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あけましておめでとうございます

いつもご覧頂きありがとうございます

暮れにはお重詰めを仕上げまして、
なんとか年を越せた次第です

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毎年かわりばえのしない、おせち料理の写真ですが
正真正銘(笑)昨年暮れに撮ったものです

現主人が、30年ほどまえに献立を考えまして
それ以来、何一つ変えずに続いております

なかには、年々入手困難な材料もございまして、
今年も入手できるかと、ヒヤヒヤするものもあります

 

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献立はそのままなのですが、
調理法は目に見えないところで
改善を重ねております

年に一度のおせち料理で
しかもこの時しか使わない材料もありますので
レシピを記した覚え書きが重要になってきます

キンコとよんでおります干しナマコは
一個でお重何個詰められるか・・とか
卵は何日に何個仕入れて、どれだけ使ったか・・とか
マナガツオの西京漬けはどれくらいの切り目で、
何きれ詰めたか・・とか

この詳細をどれだけ記すかが、
次年の段取りが格段に違ってきます

でもホッとして気が抜けたわけでは無いのですが、
これがなかなか完成しないんです(苦笑)

 

 

ご覧頂きありがとうございました

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

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冬の禊ぎ

いつもご覧頂きありがとうございます

百人一首に歌われる
「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
   みそぎぞ夏の しるしなりける」
              従二位家隆

6月晦日に上賀茂神社で行われれる、夏越しの祓いの様子を
表しているのですが、実は年末・大晦日にも大祓式が行われます

禊ぎとは、・・・
その半期の内にたまった罪穢れを、
人形(ひとがた)に託し、
ならの小川のうえに架かる橋殿から
神職の手により一枚ずつ流していただきます

これに先立ち氏子崇敬者は、
1人1枚この人形に氏名年齢を記して
本人の体を撫で擦り、息を三度吹きかけ
一晩枕の下に入れ寝ます

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来る平成21年を清々しく迎えるために
本日これを神社へ持っていきました

でも夏越しの祓いには
茅の輪くぐりがあるのに、
大晦日の大祓には、茅の輪がないのか
謎です・・・

宿題と言うことで、今度聞いておきます

ご覧頂きありがとうございました

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最新情報にトップ更新

いつもご覧頂きありがとうございます

遅れておりましたトップ更新しました。
横広の写真には別館の雪松を、
そして漆黒の背景には、金椿を配しました

秋の背景でした流水に紅葉が浮かぶ竜田川の文様とともに、弊店で
使わせていただいております煮物椀の絵柄でございます

冬うららな気候が続くようですが、
クリスマス頃には寒波が到来するとか・・ どうぞご自愛下さいませ。

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上賀茂神社紅葉情報 最終回

いつもご覧頂きありがとうございます

4回にわたってお届けしました上賀茂神社の紅葉情報も
平成20年は今回で最終回になります

風が吹きひらひらと落ちる紅葉に、秋が去ることへの寂しさを感じさせます

先週は人だかりが出来ていた二の鳥居前の並木は
ずいぶんと静かになりました

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そして丹塗りの玉垣の下には
たくさんの落ち葉が

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お昼頃に撮ったのですが、
影が長く冬の到来を感じさせます

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勝負の楓もすっかり葉を落とし残り僅かとなりました
名残の紅葉は寂しそうですが、青空が少しミスマッチです

 

次にご本殿まえの楼門から紫式部ゆかりの片岡社さんを経て
山沿いに進んでいくと、大きな岩がありその上に
海上交通の神様 岩本社さんがあります

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上に写ってる写真は
春に曲水の宴が行われる渉渓園の木々です

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中には入れないので、拝殿越しが上の写真です

でも遅めの木は今が、盛りです

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前回も書きましたが、ならの小川にかかる神事橋とともに

モノトーンの石橋と燃えるように鮮やかな黄や紅の対比が
なんともいえません

 

このように色々な木の紅葉が楽しめるのも、今週のうちでしょうか

市中とくらべると気温の低い上賀茂神社周辺から少し早いと思います
ぜひお出かけ下さいませ

 

ご覧頂きありがとうございました

 

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上賀茂神社 紅葉情報 その3

いつもご覧頂きありがとうございます

前回・前々回とお届けしております紅葉情報も
3回目にしてはやクライマックスを迎えようとしています

26日は前日までの荒天が一変し、本当に良く晴れました。
25日は雹(ひょう)が降ってビックリしました。

 

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勝負の楓も燃えるほどに紅くなりました
写っていませんがこの木の木陰で、
シートを広げピクニックをしている親子連れがいるほど、
良い陽気でした

次に人気があるのが
二の鳥居東側のこの木です

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本当に見事な深紅の色は、自然の成すわざと
思えないほどです

お天気が良かったので
イレギラーかもわかりませんがこんな写真も撮ってみました

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逆光が透かすように、一枚一枚の葉が輝いています 
後ろは平安時代摂関賀茂詣での際に到着殿とされた外弊殿です

 

そして最も人気があるのが、
東西に延びる参道を覆うかのごとく色を競う並木です

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多くの人々がシャッターを切っていました

赤と黄がバランス良く織りなすコントラストは、
筆舌に尽くしがたく、ぜひご自身の目でお確かめ下さい(笑)

 

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平日にもかかわらず、本当にたくさんの人出です

こんなに紅葉が綺麗で、良い陽気な日は滅多になく
貴重なタイミングを皆さん楽しんでられるようでした

 


なお静かにお散歩されたい方は、
少し東に行った「ならの小川」沿いがオススメです


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この木は少し遅めなのですが、綺麗に照っております
上着を着ていると汗ばむほどでしたので、
11月も終わろうというのに、水辺が心地良かったです


残念ながら明日からお天気は下り坂のようですが、
散らずに今週末までもって欲しいですね

長くなって申し訳ございません
おつき合い頂きありがとうございました。

 

 

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上賀茂神社紅葉情報 その2

いつもご覧頂きありがとうございます

このところの急な冷え込みにより
上賀茂神社の楓はぐんと鮮やかになりました

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写真はならの小川東側の、三の鳥居 別名奈良鳥居です

 

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ご覧のように、早い木は 深紅に染まっているですが
おそい木はまだ青々としています
   写真は神事橋とならの小川です

 

今 一番綺麗なのは
二の鳥居前の、大きな木

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この木は別名 勝負の楓 と呼ばれて
5月の競馬会のとき
南端でスタートした二頭の馬が、この木に達するころには
勝負が決しているそうです。

 

この勝負の楓の北側の、並木も良い色になってきました

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もみじの赤と、玉垣の丹色【にいろ】が何ともいえないバランスですね
奥に見えるのが社務所です

 

南を見渡すと
春には見事な八重の花を付ける御所桜
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(写真をクリックして頂くと春の花がご覧頂けます)

全ての葉を落とし、来る厳冬に備えているかのようです

ご覧頂きありがとうございます

12月まであと10日を切りました

本当に1年は早いですね

上賀茂に接する左京区岩倉では今朝初氷だそうです
どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ

 

 

 

 

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からすみ 干してます

いつもご覧頂きありがとうございます

唐墨にするためのボラの卵巣がたくさん届きました

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まずは血管に残っている血を掃除して
から~い塩水に漬けます。
が今年は贅沢に、酒に塩をきかせて立て塩を作りました

そこに柚などの柑橘を効かせ、風味良くします

塩加減を見極め、次に干すのですが
今年はより強力アイテムを準備しました

20時間で10%を脱水する、浸透圧のシートでくるみ冷蔵庫へ
吸水した水で重たくなったシートを替え
五日間脱水しました

そして風通しの良いところで干します

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出来上がるのが楽しみです

桃山時代に中国から伝来した唐墨、
その歴史は古く、・・・
古代ローマ時代のポエニ戦争で知られる
フェニキア人がはじめに作ったとされています

海の民でしられるフェニキア人が
地中海でとれるマグロの卵巣で作ったカラスミを
アラブ人が広め、シルクロードを通って
豊臣秀吉が初めて食べたとか・・

歴史を感じる珍味です

ありがとうございました

 

 

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ただ今 電線地中化工事のため

上賀茂社家町の道路が通行止めになっております

現在のところ上賀茂神社から東へ向かって弊店の前まではお車でお越し頂けます

ご不便をお掛けいたします、申し訳ございません

 

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