鱸(スズキ)

あゆと共に夏の味覚の代表格、スズキのです

 

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ブリなどと同じ出世魚で、成長と共に名前が変わり幼魚はセイゴ・フッコと呼ばれてます
そして歴史は古く、万葉集にもスズキをを釣る歌があったり、貝塚から骨が見つかることもあるとか。

淡泊な中にも独特の旨味を持ち、洗いにするとさっぱりとしております。

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賀茂別雷神社崇敬会結成十周年記念総会

本日午前十一時より上京区のホテルで記念式典が行われました。

平成8年にユネスコの世界文化遺産指定を記念し設立されたこの崇敬会ですが、今では580余りの法人・個人により構成されております。

式典に続き、「遷宮の意義について」と題した皇學館大学教授の講演があり続いて日本今様謌舞楽会による清興の後、祝賀会が終始なごやかな雰囲気で行われました。

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上賀茂神社ホタルまつり

午後6時よりホタルまつりがおこなわれ、上賀茂神社二の鳥居前で近くの保育園児らのお遊戯披露、
そしてたこ焼き・お好み焼きなどの露店が出て、芝生内は大勢の人でにぎわっておりました。

お天気も心配されましたが無事、
8時頃よりホタルの放流が行われました。

 

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放流する前にも、木立の間から静かにひかる姿が見えましたので、
数は少ないですが蛍が自生しているようです

未だホタルの写真は撮れておりませんが、
三脚を持ち暗やみに紛れてトライしてみたいと思います。

撮影は難しいと思いますが、
蛍は雨の後にたくさん出てくると聞きましたので、
上手くとれましたら、ご紹介します。

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梅雨入り・七段花

別名、山紫陽花とよばれいる七段花は、昔は幻のあじさいでした。

 

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江戸時代後期、近代日本と西洋の橋渡しをした、ドイツ人医師シーボルトがその美しさにひかれ日本の花を紹介した 『Flora Japonica』 の中にしるされてから、ほどなくシチダンカは絶滅したと思われておりました。

その存在が次に確認されるのは、120年ほどかかってからの神戸です。
可憐ではかないその姿は、次々に挿し木されその後全国にひろがったそうです。

 

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この紅白の七段花も、ずいぶん前にお客様に頂戴した物を、女将が育てております。

京都大学理学部植物学教室所蔵 『Flora Japonica』

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白ダツ

サトイモの茎なんですが、赤ズイキと違って真っ白なスポンジ質で、しゃきしゃきと歯ご
たえがよく、和え物や酢の物によく使われます。

 

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赤ズイキはこれからの季節 畑でよく見かけますが、シロズイキは少し特殊です。芋の芽に土をかけ日光を遮断して延ばしていくため、お餅のような白い肌になります。白く脱色したように見えるから「白ダツ」と呼ばれているそうです。

下ごしらえは、・・・

包丁を入れたり皮をむくと、その断面がすぐに変色するので、
マッチ棒を太くした感じで立てに切ったものをすぐ酢水につけます。

太い部分の芋質の部分は、手に触れるとかゆくなりますので、小芋をむくときのように同じく酢水につければましになります。

歯ごたえが大事なので、酢と唐辛子を入れた湯で少し堅めに茹でて、
水にさらします。

 

 

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さらしたずいきの水をよく絞って、濃いめの鰹だしで焚いたら
下準備完了です。

白さがみずみずしくて、涼しそうです。
またコレステロールを下げる作用や、整腸効果もあるそうです。

しろずいきのご紹介でした

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花菖蒲と皐

6月5日は旧暦で端午の節句です
端午の節句と言えば菖蒲が欠かせませんが、ちょうどいま池の縁に花菖蒲が咲いております。

 

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お節句に菖蒲酒にいれる、またお風呂に入れて菖蒲湯に入れるのは、本菖蒲などと呼ばれるサトイモ科の植物です。
これに対しこの写真にあるハナショウブは、アヤメ科の植物です。
いずれアヤメかカキツバタと言いますが、「菖蒲」と書いて「アヤメ」とも読みます。

・・・なぜ端午の節句にショウブを用いるようになったかは
5/3のさくらい徒然をご覧下さい

サツキもこれから見頃になってきます。

 

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まだまだつぼみの方が多いのですが、咲き揃った頃にお知らせいたします。
といってももう6月なんですが、今年は日照時間が少ないため花が咲くのが遅いです。

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ホタルまつり

蛍の便りがちらほらと聞こえてきますが、
来る6月10日土曜日 午後6時半~8時まで
上賀茂神社 ならの小川 周辺にて
ホタルまつりが開かれます。

神社の境内と明神川にホタルが自然発生ように
皆さんが努力されております。

決してホタルを取らないように、
キャッチャ&リリースでお願いいたします。

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ホタル祭の行われれる「ならの小川」です

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祭りのあと

今日の京都は真夏日を思わせる暑い五月の晦でした。
梅雨を思わせるほど長く雨が続いたり、暖房が必要なほど寒くなったりと
イレギュラーな初夏・皐月でした。

上賀茂神社の例祭・賀茂祭(葵祭)は、例年お天気が心配されるのですが
本年は上賀茂神社までの行列となられました。

たくさんの見物客でにぎわった、上賀茂神社の芝生もご覧の通り
静けさを取り戻しております

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上は数々の神事が行われた、御手洗川(みたらしがわ)の周辺です

6月30日には半年間の罪穢れを祓い清めるため、
2の鳥居前に設けられたおおきな茅の輪をくぐり、
午後八時からは氏子崇敬者から寄せられたひとがたを、
御手洗川に投じて禊ぎを行う、夏越祓(なごしのはらえ)が
おこなわれます。
藤原家隆(1158-1237)の下の和歌は有名です
「風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」

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楓の種

 

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木へんに風と書いてカエデと読みますが、
楓の種は羽根のような形をしていて、
木から落ちるとき羽根は風に乗りクルクルとヘリコプターのように
回りながら飛んでいきます。

タネを遠くへ運んで大きくなるように
生き残りをのための方法なんですね。
親の木の元で子の楓が大きくなっても、お互い条件を悪くするだけですから。

さくらいにも、このタネから発芽した若い楓が数本あります。
自然の智恵ですね。

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鴨川をどり

5月・新緑の京都を彩る「鴨川をどり」のご紹介です
と申しましても、今年は寄せていただくのが最終日でした。
5月1日から24日まで、先斗町歌舞練場で演じられております。

 

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この鴨川をどり、東京遷都後活気をなくした京都の復活を願い行われた、
第1回京都博覧会のアトラクションとして
祇園甲部の「都をどり」とともに1872年(明治5年)より行われまして
今回で169回を迎えます。

総踊形式の「都をどり」に対し、
鴨川をどりは第一部が舞踊劇、
第二部が「四季の草子」と題した踊りの二部構成になっております

舞踏劇の演目は毎年替わり、
今年は扇職人の美青年とその許嫁(いいなずけ)、
そこへ割り込む雪女の悲哀を描いた雪女御扇面姿絵(ゆきおんなおおぎのすがたえ)
でした

 

 

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最後に出演の芸妓さん・舞妓さん総出で、
清少納言の枕草子をモデルにした「四季の草子」を地方さんの生演奏にのせて、
25人ほどがをどられます。
ご贔屓さんでなくても、華やかな雰囲気に浸れる一時です。

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前後しましたが、「をどり」のまえにお茶席に行くことができます。
京都博覧会の時に考えられた、
立礼式(りゅうれいしき)の作法を拝見しながら、
薯蕷饅頭(じょうようまんじゅう)とお薄がいただけます。
ご贔屓さんやラッキーな方には、お正客として直接点てられたお茶を頂戴できます。

 

 

 

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「をどり」が終わってからのご紹介で、誠に申し訳ありません。
ありがとうございました。

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