鳥貝(トリガイ)

春から夏にかけて旬をむかえるトリガイです。身は分厚くたっぷり旨みを蓄えて非常にジューシーです。九州・瀬戸内沿岸に生息、下は四国・愛媛より入荷です
貝殻から足を出した姿が、鳥のクチバシににていることから「鳥貝」と名付けられたようです。身の回りの黒いところは、包丁を入れる際に少しでもこすれると色がとれてしまうため、大変気を遣います。夏にかけては京都宮津の物も出回ります。ほどよい食感と自然の甘みをお楽しみ下さい
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しだれ桜?

本日はお休みを頂戴しましたので、雨降りの夕刻三条大橋近くを歩いておりましたところ、しだれ桜が咲いているのを見つけました。

 

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一本の木に数える程の花が咲いているのですが札にはベニシダレサクラと。
しだれ桜はソメイヨシノが咲いた後に見頃になるはずですが、一足お先に咲いてます。
交通量も多く喧噪のなか、雨に洗われ咲いている姿には驚かされました。

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3月はライオンのようにやってきて・・

3月はライオンのようにやって来て、 子羊のように去ってゆくと、イギリスのことわざにありますが、週末の日本列島は大荒れでした。
上賀茂でも朝から雨が降っては、暖かな日差しをのぞかせると、その後雪が降ってきたりと・・

下は別館さかい楼、池の周りの椿で今満開です

 

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これはお客様から見えるところにはないのですが、
白とピンクが混ざっております

 

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このような荒天であっても、さくらは素直に気候の変化を感じているようで、
潮岬ではソメイヨシノが開花したとの報がありました。
3月15日発表の京都のさくら開花予想は3月31日となっております。今週は穏やかな日が続くようですので、開花が待ち望まれます。

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さより

瀬戸内のサヨリです。漢字では針魚とも細魚とも記します。
特徴はとがったクチバシのような頭でしょうか。
下あごには紅を差したようにあかく美しい点がありこの鮮やかさが鮮度のバロメータです。

 

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脂肪が少なく淡泊な味が春の到来を告げてくれます。
 外側はスマートできらきらと美しいのですが、腹の膜は真っ黒です。
さよりの様な人と言えばきらびやかで華やかな人の形容かとおもいますが、見た目は容姿端麗でも中身は???の人のことを指すようです。

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春待ち (杜若・梅など)

ここ二、三日寒い日が続いております。
2ヶ月も先の話ですが・・・初夏、葵祭の頃、うっすら汗のにじむ陽気にふと涼しさを運んでくれるカキツバタ。このカキツバタの群生する太田の沢です。桜のピンクに目が疲れると、涼しさを感じさせる紫は古より尊ばれた色です
寒さがゆるみ、やっと芽が出てきたところです。花の見頃の時にはにぎわいますが、今はまだひっそりとしております。

 

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20年程になると思いますが、太田神社のかたから株を分けて頂いたカキツバタが弊店にございます。なかなか植え替えする機会がなかったのですが昨年11月に、重たい鉢をひっくり返しまして、株分けいたしました。芽が出てくるか案じていたのですが、こちらも芽吹いております。
太田神社の沢へは入れませんので、ズームの写真は弊店のものです

 

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上賀茂神社の白梅も咲いてきました

 

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二の鳥居右手に、白梅・紅梅・紅しだれさくら と並んでおります

下は前回玉垣と撮りました紅梅ですが、反対方向から撮り直しました。摂関賀茂詣でのさいに、貴人が到着された外弊殿を背景にしております

 

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寒の戻りには、どうぞお気を付け下さい、木曜日から暖かくなるそうです。

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ぐじ

ぐじの呼び名で知られている甘鯛(アマダイ)ですが、実際はスズキのなかまになります水揚げされたときに「ぐえーぐえー」と鳴くことから、「ぐじ」と呼ぶようになったとか。

 

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こちらは五島列島、小値賀漁港よりの入荷です。よく肥えてあぶらをたっぷり蓄えてます。シンプルに召し上がって頂くには、お焼き物でしょうか。強火の遠火であぶるとウロコまでお召し上がり頂けます。また昆布〆にしたぐじの身を糸造りにしてお向にしたり、蒸し物・煮物にしたり。
京料理のオールラウンダー・ぐじのご紹介でした。

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さくらの開花予想

気象庁から2回目のさくらの開花予想が発表されまして 、京都は3月31日前後とされております。昨年は大変遅かったように覚えておりますが、今年はこれから気温が平年より高くなるとみられているので、やや早く開花する見込みだそうです。
京都はやはり南の方から咲き始め、上賀茂の見頃は4月10日くらいでしょうか。
ソメイヨシノは賀茂川堤の並木がきれいだとおもいます。また神社のしだれ桜も美しいことで有名です。
 今、上賀茂神社では二の鳥居前の紅梅が満開です。

 

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 紅の梅を丹塗り(にぬり)の玉垣が背景になり、ご覧頂きにくく申しわけありません。ちょうど木の裏側から撮ると、重文外弊殿が背景になります。
 暖かな気候が続くかと思うと、雨が降り冷え込みます。これから下り坂のようです。どうぞ皆様、体調管理にはお気を付け下さい。

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芽吹き

ひと雨ごとにあたたかくなってまいりまして、穏やかな春の訪れを感じさせてくれます
このもみじ日当たりが良いので一番最初に芽吹きました。
そばにある大きな木からタネが落ちて自然に大きくなった、
高さ1mに満たない小さな木です。

 

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かわいい芽吹きのご紹介でした

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一寸豆

 春の先取り色鮮やかな豆です。空豆(ソラマメ)というのが一般的でしょうか。
さやから出し薄皮をむいた淡い緑色をしている種子をさっと焚きます。

 

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1㌔のさやから出した豆は、僅か2割程です。大きなさやに守られた大切なタネを食べるわけです。
甘みを加えた薄味のダシでさっと焚きます。焚きすぎると豆が二つに割れたり色が悪くなりますので、ちょうど良い加熱具合は一瞬の間です。

 

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 見た目にも口の中にも春が広がります。

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三陸金華わかめ

色鮮やかな若芽(わかめ)のご紹介です。よくある塩わかめではなく生のものです。

 

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フレッシュですので潮の香りがそのまま伝わります。茎の部分をはずして柔らかい部分と分別します。

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煮物椀のあしらい、若竹煮に用います

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