先代のさくらい徒然記
芽吹き
ひと雨ごとにあたたかくなってまいりまして、穏やかな春の訪れを感じさせてくれますこのもみじ日当たりが良いので一番最初に芽吹きました。そばにある大きな木からタネが落ちて自然に大きくなった、高さ1mに満たない小さな木です。 & … Continue reading
一寸豆
春の先取り色鮮やかな豆です。空豆(ソラマメ)というのが一般的でしょうか。さやから出し薄皮をむいた淡い緑色をしている種子をさっと焚きます。 1㌔のさやから出した豆は、僅か2割程です。大きなさやに守られた大切 … Continue reading
三陸金華わかめ
色鮮やかな若芽(わかめ)のご紹介です。よくある塩わかめではなく生のものです。 フレッシュですので潮の香りがそのまま伝わります。茎の部分をはずして柔らかい部分と分別します。 煮物椀のあしらい、若 … Continue reading
さんやれ祭
毎年2月24日に、数えで15の青年を祝う祭です。まずは太田神社・福徳社に行列をつくって参り、その後上賀茂神社と二葉姫神社上手の山の神へと向かいます。行列は産まれたての子から「あがり」と言われる15歳の男子で組まれ「チャン … Continue reading
白魚(シラウオ)
厳寒の山陰・宍道湖から白魚がまいりました。漁期は1~4月で、さくらの咲く頃まで出回ります。この白魚は刺し網で獲るためにそのまま網を海から持ち帰り、一匹ずつ丁寧に網からはずされるそうです。 &n … Continue reading
赤貝(アカガイ)
産卵期前の春が旬の赤貝です。ぬるっとした食感とコリコリとした歯ごたえが魅力です。殻をしっかり閉じて、水分の出ていない貝を選びます 蛤と同様、貝の口からナイフを入れて貝柱をはずし開きます。するとヒモと身部分が … Continue reading
マンゴ②
マンゴを上手く切るにはちょっとした難関があります。マンゴには大きな種があるからです。これをうまく取り除くにはちょっとしたコツがあります。まずマンゴを寝かせ、不安定な方向がまな板に垂直になるようにします。そして種の側にそっ … Continue reading
マンゴ ①
日本との四季が逆のオーストラリアよりマンゴがまいりました。マンゴの原産はインドでウルシ科の植物です。これは通称アップルマンゴとよばれている物です。香り高く口に入れた瞬間、絶妙の甘さと酸っぱさが織り交ざります。 こうした生 … Continue reading
鰆味噌漬け
魚へんに春と書いて、さわらとなります。日本全国の沿岸を回遊し、特に瀬戸内で多く漁獲されております。ブリと同じように出世魚で、さごし→やなぎ→さわらとなり、約1メートルほどの物をよく使わせて頂いております。 この鰆、扱いが … Continue reading
薮椿(ヤブツバキ)
1ヶ月に2回、嵯峨広沢池畔にお世話になっている花の先生がいらっしゃいます。野山の花を技巧に走らず出来るだけもとある姿のまま、色々な花器をを使って稽古させて頂いております。この日の花材は薮椿 立春までの寒の頃までは寒椿とも … Continue reading