さくらい「さくら便り」 左近の桜

いつもお読みいただきありがとうございます

13日までの京都御所 
春の一般公開が始まったのを聞いていましたので
賀茂川を後にして、烏丸通を下がっていきました

毎年 春と秋の5日間だけ
テーマを決めて公開されます
今回は「後宮の女房たち」です

 

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宜秋門(ぎしゅうもん)から入場するのですが
ここで簡単な手荷物検査があります。

そしてやはり圧巻は紫宸殿です

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残念ながら左近の桜は半分ほど散っておりましたが
その散りゆく姿も街中とは違った風情がありました。

しかし満開の写真をご覧いただけます!
下はお世話になっている山中茂さんのものです
満開だとこんなにきれいなんです!!

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一般公開は5日だけですから、
この時期にちょうど満開になっているタイミングは
きっと何年かに一回の貴重な事ことですよね!

数カ所で後宮につかえる女房たちの
雅やかな姿も再現されています

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一般公開は日曜日までの9時~15時まで
無料です
この週末には雅楽の演奏や蹴鞠の実演もされます

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お越しいただきありがとうございました。

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さくらいの「さくら便り」 半木の道 

いつもお読みいただきありがとうございます

昨日のやすみ、ちょうど大雨の降るまえに、
賀茂川の桜を見に行こうと、歩いて上賀茂から出かけました。

時折薄日は差すものの、空は曇っているし
残念だな・・・と思いつつ、歩いて賀茂川の北山橋のほうへ。

府立植物園の西側にあたる、賀茂川の東岸に
名前の由来はわからないのですが
「半木(なからぎ)の道」という
遊歩道があります。

無数に植えられた紅枝垂れ桜が
満開をむかえようとしています

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ちょうどお昼時でしたので、お弁当をひろげる人、
散歩する人、楽器の練習をする人など、
多種多様な方法で桜を楽しむ人で溢れていました

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京都市北部に詳しい方は
ご存じだと思いますが
この北大路~北山間だけ賀茂川の東ぎしは車が
通れません。

桜の咲いてない普段は、
ここにも車が通れる道があれば、
便利なのにと良く思うのですが、
そんなこと思ってはダメだと
桜に教えられました。

お読みいただきありがとうございました

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さくらいの「さくら便り」 ご近所編

さくらばっかりで申し訳ございません

心躍るこの季節、仕事の合間を見つけては
カメラ片手に歩いていくのですが、
文才がないもので、・・・重ねてお詫びいたします・・・

さて抜けるような青空に恵まれた
4月はじめの週末に撮ったのは・・・

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ご近所にある個人宅の枝垂れです。
花の咲いているのはせいぜい10日ほどでしょうか。
夏には虫が付いたり、秋には落ち葉そうじなど

お家のかたのご苦労は、ほんとうに計り知れないと思います

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お隣のおうちの白壁の蔵をバックに
筆舌に尽くしがたい美しさでした。

そして賀茂川に足を運びました。

寒い頃は見向きもしなかった堰堤をいく
水の音が、不思議と心地いい気温になりました

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お花見や散歩の方が本当にたくさん
お出かけでした

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↑この写真に見える橋は、北山橋で
次に見えるかすかなピンクは
半木(なからぎ)の道の紅枝垂れです

見頃にはもう少しかかりそうな色の付き方でした

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そしてこのすてきな桜のトンネルは
上賀茂橋~御薗橋間の東岸です

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ご覧いただき ありがとうございました

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さくらいの「さくら便り」 上賀茂神社

いつもご覧いただきありがとうございます

この陽気ですっかり満開になった近辺の桜を
日曜日の夕方にかけ足で回りました

 

上賀茂神社の御所桜はすっかり満開になり、
下の写真のとうりです
手前の紅しだれ(斎王桜)はまだ三分咲きくらいでしょうか

やはり桜には青空!!
本当によく映えています 雲一つない晴天でした

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御所桜は御簾を拡げたかのごとく、咲き誇っています。

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この斎王桜は花がけっこう長く、
4月下旬までは咲いていると思います

 
次は「みあれ桜」です

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5月12日夜に行われる神迎えの神事として行われる
御阿礼(みあれ)神事の際にこの下を通られるので
このように名付けられています

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この桜は日が傾いてからではなく、
朝日をあびたほうが、影にならずきれいだと思います

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↑去年のJR東海の「そうだ京都行こう」のポスターにも
とりあげられた立砂とみあれ桜です
今週末が見頃ではないでしょうか・・・ 

 ならの小川沿いソメイヨシノは
まさに満開を迎えています

 

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↓↓芝生には既に5月5日に行われる
くらべ馬の柵が設けられています

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正確には埒(らち)と呼ぶのですが・・・

もう練習が始まっていまして、
騎手にあたる「乗尻」(のりじり)の方たちは
お休みを返上で、独特の乗馬法を
学んでられます

くらべ馬って何??とおっしゃる方は
過去ログをご覧ください

http://www.sakurai-jp.com/blog/2006/05/post_84.html


http://www.kyoryori.com/special/special02.html
http://www.kyoryori.com/special/special03.html

月曜日には花散らしの雨が降るそうです
早咲き・遅咲きの桜が個性豊かに咲き誇っていますが
どうぞお見逃しないようにお出かけください。

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ご覧いただきありがとうございました

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神々しい時間

年度替わりの今日、・・・だからというわけでもないのですが
少し早起きして上賀茂神社に行ってきました

あたりを清るかののごとく降った昨夜からの雨は
すっかり上がり、
ずいぶんひんやりとしておりました。

しかし朝日が差して
なんとも清楚な空気が流れていました

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はやくも御所桜は、8分ほどは咲いているでしょうか

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そして斎王桜ははちきれんばかりの蕾が鈴なりに!

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二の鳥居前の風流桜には
枝先に露が光っておりました

 

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ソメイヨシノはまだ三分咲きくらいです

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上賀茂神社から御薗橋方向に歩き、
賀茂川堤をあるきました

 

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結構ばらつきがありますが
ちらほら~5分ほどでしょうか

 

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風もきつく、時折しぐれ何とも花冷えの朝でしたが
雨上がりのおかげで、何とも清々しい時間を過ごせました

お読みいただきありがとうございました

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桜守さんのさくら

上賀茂のソメイヨシノはほんの少し咲きかけましたが、
このところの花冷えで、少し足踏み状態で
ちょっとでも長く花が楽しめればと思っています。

がしかし・・・もう東京では満開とテレビで聞きました。
                         はやいですね!

さて
お花の稽古に広沢池の近くまで昨日行ってきました。

宇多野山越を過ぎたところに、個人宅兼植木屋さんの畑があり、
見事なシダレザクラが咲いています

 

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(桜の写真は、空が青じゃないと映えませんね
                       スミマセン)

・・・それもそのはず、こちらのお家は代々「桜守」として
円山公園の桜など、京都の「顔」となる桜を守ってこられた
おうちです

 

 

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これが円山公園のシダレですが、
この週末なんかは、多くの花見客でごった返すのでしょうね~

夜は冷え込むとの予報ですので、
暖かくして夜桜をお楽しみください

             ありがとうございました。

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♪春らんまん♪

24日の今日、
平年より一週間も早く、京都にサクラの開花宣言が出されました。

不謹慎だとおしかりを受けるかもわかりませんが、
黄砂だ!花粉症だ!!などと言っても
心おどるサクラ色に身も心も染まらない手はありません。

日本に!この京都に!!サクラがあって良かった!!!

今年も仕事の合間を縫って、自己満足の写真を撮ります!
毎年おつき合いいただいているお客様には
大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします

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(写真は去年のものですが、背景の上賀茂橋付近まで
サクラ前線が北上するのはもう少しかかりそうです)

http://www.kyoryori.com/blog/2008/03/post_330.html

↑↑の拙筆を見ますと、3月頭に出された
開花予想は今月末だったみたいです。

花には長く咲いていてもらいたいですね~

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おめでとうございました

いつもお読み頂きありがとうございます

お彼岸も過ぎ3月ももう、終盤にかかっておりますが
3月の御披露宴模様を、
一部ご紹介させていただきます。

まずはゲストをお迎えする楼門
お花屋さんが枝付きの竹を、
竹林から運んでこられ、このように演出されました

 

 

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乙女椿や結び柳などで華やかに彩られています

 

お席は胡蝶蘭などのランをふんだんに使い
ゴージャスに飾ってあります

 

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最後になりましたが
この日の先付けのご紹介です

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わりと深い向付けのため
おわかり頂きにくいのですが

才巻海老の酒炒り、柔らか鮑
山菜色々に、果実味をきかせた黄身酢を
おかけしております。

器は色違いの筋が何層にも描かれ、
その姿がお正月の「こま」に似ているとされ
お目出度い席にぴったりのものです

以上ご紹介まで
お読みいただきありがとうございました

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「雪の大文字」

いつも不定期で申し訳ありません。

  それにしても 今年の2月は本当に寒いです!

去年のバレンタインデーにはもう春一番が吹いていたと
過去のエントリにあるのですが、信じていただけそうにありません

さて先日 雪の降った朝に、
街中より弊店のある上賀茂に帰る際、
京都の標高差を身にしみてわかりました

ご存じように京都は三方を山に囲まれ、
その真ん中を鴨川が流れています。

角倉了以が鴨川の水を利用するため開削したことで知られる
高瀬川の流れる木屋町蛸薬師あたりから
4才になる息子と午前8時頃
タクシーに乗り込んだのですが、
このときは雪はちらほらで、これならノーマルタイヤの
クルマでも問題ないと高をくくっておりました。

京都の南北を貫く大きな河原町通りを北上し
賀茂街道の起点である「葵橋」付近では
雪の量が中途半端ではなく、
車窓からの賀茂川堤の眺めは一面「銀世界」

さらに賀茂川の橋を一つ越すごとに
雪は深くなっていきます。

府立植物園を東に見ながらさらに北上すると
賀茂街道の終点、御薗橋へ。

この辺りにまでくると、路面にもシャーベット状になった
雪が残っておりました。

暖冬!暖冬!!といいながら、どれだけ雪が降るかはわかりません
今年ほど雪が降れば、タイヤを替えておけば良かったと、
絶対思うはずです!

下はこの寒さを忘れされるほど
晴れ渡った東山如意ヶ嶽の「大文字」
護摩の焚かれる炉床に雪が積もっております

 

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お読みいただきありがとうございました。

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武射神事 ~上賀茂神社~

寒い日が続いておりますが、本日
上賀茂神社では武射神事(むしゃしんじ)が行われました

武射神事とは・・・
平安時代には、宮中建礼門の前で射礼の儀として行われていたようで、
年頭に当たり除魔のために行われていた神事だそうです。

また一方、農村部で行われていた武射神事では、
藁(わら)で大蛇をかたちどり、それに向かって矢を射て
魔除けと豊作を願ったそうです

あいにくの曇り空でしたが、外弊殿前の芝生に射場が設けられ、
時折薄日の差す中を、狩衣に烏帽子をかぶった神職達が
裏に「鬼」と書かれた的を射ます。

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見事 的に的中したときは、大きな歓声が響きました

また毎年奉仕されている「小笠原流」の方々が
続いて矢を放たれました

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目にもとまらぬスピードで、矢は飛んでいきます。
放たれた瞬間の空中にある矢を撮りたかったのですが
かないませんでした。

上賀茂神社「武射神事」のご案内でした
お読みいただきましてありがとうございます

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